(フォトブックを制作した通信制高校生)



◆現代の通信制高校に通う高校生は、高校中退や不登校の経験者が大半

「おれ、3年間不登校だったなぁ」

「いや、僕なんて6年間だよ(笑)」

「おれ、不登校期間4ヶ月しかないから、この中にいていいのかな(笑)」

こんな会話を笑顔で交わす彼らは、通信制高校に通う生徒たちです。先日、NPO法人D×P(ディーピー)のキャリア教育プログラム「クレッシェンド」を受けた通信制高校の高校生4人が、自主制作のフォトブックを出版しました。2013年10月26日に開催されたフォトブック出版記念イベントで、彼らは冒頭のようなやりとりをしていました。フォトブック出版記念イベントでは、高校生4名が自らの過去の不登校経験やひきこもり経験を語り、フォトブック出版の経緯や、将来何をやっていきたいのかを語ってくれました。イベントには「クレッシェンド」の卒業生、ボランティア、寄付者、保護者の方々など、多くの方々が集まってくださり、大盛況に終わりました。

「通信制高校にいる生徒が、不登校やひきこもりの経験者?」

「通信制高校は勤労学生たちが働きながら高卒資格をとる学校なのでは?」

こんな声をよく聞きます。しかし、勤労学生が多いのは過去のこと。現代の通信制高校に通う高校生は、高校中退や不登校の経験者が大半です。ごく一部、タレント業やスポーツに取り組む生徒が通っているということもありますが、実際は7割が一度高校をやめた転・編入生で、統計上4割の生徒が中学までに不登校を経験している生徒です。高校時代の不登校経験者を合わせれば、その割合はもっと多いだろうと言われています。

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