このコラムでは、実際に子どもと関わり合う活動やボランティアを通じて、学生や若手社会人がどのような学びを得ているのか生の声を伝えていきたいと思います。今回は、前回に引き続き、大学3年生の時に当団体で活動をはじめ、もうすぐ一年になる女性スタッフに寄稿いただきました。活動をはじめてから非常に短期間の うちにコミットをするようになり、今では活動の中心を担うようになっていった一人です。第二回目は、はじめて活動を企画運営するスタッフとして携わった時のことを綴ってくれました。

 

夢職人の活動に数回参加した後に、もっと夢職人の活動に深く関わってみたいと思い、「あそびの達人」の企画運営に関わりました。学生と社会人が一緒になっ て4人のチームを組み企画運営を進めていきますが、やる事成すこと事すべてが初めての事だらけでした。あそびの達人はただ楽しく遊ぶだけの企画ではなく、 その経験から子どもたちに学びを得ることを目指しています。チームの中で活動当日にこの様な姿が見たい、このような経験をして欲しいという思いから目標を 掲げますが、この目標を言葉にする事にも苦戦しました。イメージは考えられるものの、第三者から見た時に分かりやすい言葉でなければ目標の意味が無く、何 て日本語って難しいのだろうと痛感しました。

また、目標が決まった後は当日のプログラムをどういった内容にするか、子どもたちや外部に向けて広報するチラシの内容はどうするか、予算はどうするか、当 日に行う場所を事前に実地踏査し、検討中の内容を試作し課題点を明らかにし、更なる改善をめざし、より具体的に活動当日に向け内容を詰めていきます。この 企画運営を行っている期間中は学生だから、初めて企画運営に関わるから、といった理由で自分に出来る事しか行わないのではなく、たくさんの挑戦をさせてく れました。予算書や企画書、報告書等書類を作成したり、当日の企画内容を検討する際に自分の意見を採用して当日のプログラムとして取り入れてくれました。

数人で進めてきた企画を本番当日に参加してくれるスタッフと本番当日の一週間前に打ち合わせ会を行います。当日の目標や企画の内容、当日の流れや各役割、 場所の説明等を全体で共有する事で全員の認識を合わせ当日に臨みます。大学のゼミの授業の中で20人程度に向けて発表した経験はあるものの、40人程の大 人数の前で発表した経験は無く、事前打ち合わせ会が始まる前は緊張してご飯もまともに食べられませんでした。

無事に事前打ち合わせ会が終わったら、当日に向けて準備を進めていきます。当日は主に子どもの前に立って進行する機会が多く、どうしたら子どもたちに上手 く伝わるかを考えながら司会の練習をしたり、全体の動きを把握するために何度もスケジュールを確認したり、当日使用する物品の準備をしたりと準備を進めい よいよ当日を迎えます。当日は上手くいった事もあれば上手くいかなかったこともありました。そこで結果に対して一喜一憂して終えるのではなく、当日の振り 返りを行い報告書を作成します。上手くいったところは次回も活かせるように、また上手くいかなかったところは同じ失敗を繰り返すことが無いように、同じ様 な企画を行うにあたっての申し送りも添えます。

企画運営の中では大学生活では経験できないことを経験することができたり、自分の力量以上の事を経験できたり、苦手だと思う事にも挑戦する中で自分に自信 がつきました。そのおかげで大学生活でも発表の場で自信を持って発表することが出来たり、話し合いでも意見を言うことができる様になりました。大学生活で は経験することのできない事を経験できた事にとても感謝しています。(次回へ続く

子どもの遊びと学びを支える学生・社会人ボランティア募集/NPO法人夢職人