ちょうど1年前、「震災が”始まってから”二年半、全国不登校率ワーストの宮城県の今」というタイトルで記事を書きました。ある学校の校長先生がおっしゃった「震災が起きた日が3.11ではなく、震災が始まった日が3.11だ」という言葉、先生の言葉を再びお借りするのであれば、2014年9月11日、震災が”始まってから”三年半となります。今回は、ちょうど1年前に取り上げた被災地・宮城県での不登校出現率を中心としながら、宮城県石巻市の子どもたちの今を書きたいと思います。

2年連続、中学校の不登校出現率ワーストの宮城県 


つい先日、学校基本調査(文部科学省)の平成25年度速報値が発表された。宮城県は、中学校の不登校出現率で3.17%(全国平均2.69%)を記録し、2年連続で不登校出現率ワーストを記録することになりました。

昨年9月に宮城県教育委員会が行った独自の追跡調査(仙台市を除く)では、「不登校となった児童・生徒のうち、約8%が震災を要因としている」という結果もあり、不登校のうち約12人に1人は震災要因での不登校ということになります。

当然ながら、宮城県の中でも、出現率の高い地域、低い地域が存在します。(全体的に、高い数値をたたき出しているのは否めないが…)私たちが事業エリアとしている宮城県石巻市は、まさにこの「出現率の高い地域」になります。

同調査平成25年度速報値によれば、宮城県石巻市における中学校の不登校出現率は3.75%となりました。宮城県の3.17%、全国平均の2.69%を大きく上回る数字です。実に、1学校に8~9人の不登校生徒が存在する計算です。(ちなみに、石巻市内の中学校は単級が多いため、計算上は1クラスに2~3人の不登校生徒が在籍する学校もあります。)



では、小学校の不登校出現率はどうでしょうか。同調査によれば、宮城県石巻市における小学校の不登校出現率は0.52%となりました。中学校と同様に、宮城県の0.4%、全国平均の0.36%を大きく上回る数字であり、彼らが今後中学生となっていく中で、不登校状態が継続することになれば、しばらくは深刻な状況が続くと思います。

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