不登校の子どもは、小中学校合わせて11万9千人以上、高校生では8万3千人が現在確認されています(文部科学省調べ)。そのぶん、フリースクール・通信制高校・サポート校など、学校に行きづらさを感じた若者のための進路は多様化していきました。カウンセリングや学習のサポートを受けて、遅ればせながら幸福な学校生活を送るケースが増えています。

一方、問題となっているのは完全なひきこもり状態となってしまい、外界とのつながりを断ってしまった子どもたちです。学校などの支援は届きにくく、本人が自らの将来を諦めてしまい、動くことができない――。そうした働きかけの困難な層をサポートしていきたいと、独立の道を選んだ通信制高校の元教頭が、京都・長岡京市に「すずかげ教育相談所」を開設しました。


(すずかげ教育相談所 所長 不登校・ひきこもり専門カウンセラー 金馬宗昭さん)


通信制高校教頭から、不登校・ひきこもり専門のカウンセラーへ

京都府、長岡京市。金馬さんが新しく立ち上げた『すずかげ教育相談所』は、10代から40代まで幅広い相談者が訪れる。就職活動や仕事でつまずき、成人後ひきこもりになった人もいる。

「不登校やひきこもりになっている人、僕はこの状態を【赤信号】と呼んでいますが、この人たちを【赤信号】から自分で考えて行動できる【青信号】に導くカウンセラーをしています。2014年までは通信制高校の教頭として、不登校やひきこもりをしていた高校生たちのサポートをしていました。また、様々な不登校の子を持つ親の会、ボランティアを通して誰にも負けないくらいの不登校やひきこもりの経験者に出会ってきました。

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