ひみつ基地

2013年07月号 vol.5

大学の授業はつまらないのが当然?-大学全入時代に変わりゆく大学の姿とは

2017年02月08日 18:30 by shoko_kawahara


大学とは何だったのか?当たり前のように遊んで卒業したけど、あの学費に見合うものは大学から(注:大学生活からではなく)得られたのか?みんなで議論していければと思います。

◆ 大学は研究機関だから、授業はつまらなくても良い?

大学の授業が面白かったか、つまらなかったか、これは大きく意見の割れるところかと思います。少なくとも、私はほとんどの授業が面白くありませんでした。しかし、つまらなかったと不満を口にすると、「そもそも大学は研究機関なのだから」とか、「大学教授は研究が目的だから、教えることを強いること自体が無理」といったことをよく言われます。

私も当時はそう思って割り切っていました。しかし、よくよく考えてみれば、その給料は(国からの補助金等もあるとは言え)学生の「学費」です。少なくとも学生は「自分が学ぶ」ためにお金を出しているのであって、「教授の研究を助成」するためにお金を出しているわけではありません。

確かに、大学の授業がつまらなくても成立していた時代はありました。上位20%程のエリートしか進学していなかった頃です。エリートたちは熱心に教授の話に耳を傾け、ノートをとり、喧々諤々の議論を重ねます。もしくは、エリートだったが故に遊んで過ごしてもその後の就職は順調だったのかもしれません。

しかし、進学率は50%にも上り、望めば誰もが大学に進学できる大学全入時代が訪れました。中には、高校までの授業でさえついていくことが困難だった学生、人前で意見を言うことが苦手な学生、新しい環境で友人関係を築くことが得意でない学生も多く含まれます。しかし、そのような大学生の変化を捉え、対応している大学や教職員は決して多くはありません。
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