ひみつ基地

2017年04月号 vol.50

学校教員だけで専門外の野外活動・自然体験を行ってはいけない-安全管理体制や知識・技術も不十分な実態

2017年09月06日 22:05 by editorial_desk
学校教育の課外活動として、栃木県那須町で登山の訓練を行っていた高校生たちが雪崩に巻き込まれて8名が亡くなるという大変に痛ましい事故が起こりました。事故後、引率した教員の安全管理に問題があったとして民事・刑事の双方から責任が問われています。このような野外活動・自然体験に関する事故というのは、今回の件だけの話ではありません。夏場になれば、毎年必ずといっていいほど、川や海での事故が起こっています。海、山、川など様々なフィールドで、年に何度も大小問わず様々な事故が起こっていると考えられます。
 
学校教育の一環として、野外活動・自然体験が行われるケースは珍しいことではありません。今回のように特定の部活に所属していなくても、小学校の臨海・林間学校や移動教室、中高生の修学旅行などの宿泊行事は、一般の児童・生徒が参加する形で広く行われています。これまで長く野外活動・自然体験に携わり、たびたび学校で行われる宿泊行事に引率指導した経験から、学校教育の中で野外活動・自然体験が行われることの教育的な意義や効果を認めつつも、学校教員のみで実施する体制は危険だと考えています。
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