ひみつ基地

2017年08月号 vol.54

子どもの体験は、誰が担っていくべきなのか?-家庭の負担頼みで、長期休みや連休に広がる体験格差

2017年09月11日 15:54 by editorial_desk

2018年度から学校の休業日の分散化する「キッズウィーク」がスタートします。文部科学省は、「キッズウィーク」の実施に向けて、学校教育法施行令の一部を改正し、大学を除く公立の学校の休業日について、従来の休業日に加え、「家庭及び地域における体験的な学習活動その他の学習活動のための休業日」(体験的学習活動等休業日)を例示として追加することを公示しました。政府は、消費の活性化策・休暇改革の一環として「キッズウィーク」を創設していますが、文部科学省では、「家庭及び地域における体験的な学習活動等の円滑な実施及び充実を図ること」を目的とした休日として定めることにしました。

「体験的な学習活動等」とは?

「体験的な学習活動等」とは、どのような活動なのでしょうか?文部科学省では、10年以上前から体験活動を「体験を通じて何らかの学習が行われることを目的として、体験する者に対して意図的・計画的に提供される体験」として定義し、下記の3つの分野に分類して推進してきました。

①生活・文化体験活動(遊び、お手伝い、スポーツ、部活動、地域行事など)
②自然体験活動(登山、キャンプ、星空観察、動植物観察など)、
③社会体験活動(ボランティア活動、職場体験活動、インターンシップなど)

座学形式の学習は、特定の知識などを身につけるインプット型の学びですが、体験活動は実際に試してみるというアウトプット型の学びになります。この間でも国立青少年教育振興機構が繰り返し体験活動に関する調査を行い、様々な教育効果についても検証されてきています。(調査研究報告書検索

体験活動の推進体制の問題とは?

体験活動が子どもの成長にとって有意義だったとしても、誰が主体となって、子どもたちに体験活動の機会を設けていくのでしょうか?教育の担い手は、「家庭」「学校」「地域」の三者であるとよく言われます。文部科学省では、体験活動の推進体制として、下記の3点を挙げてきました。

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