ひみつ基地

2014年7月号 vol.17

受験戦争のないカナダの公教育とは?-個性・才能を伸ばし、不登校者も軽減!競争よりも共存を教える教育

2017年02月08日 17:16 by miwa_csuka

現代日本社会が抱えている課題はたくさんあります。不登校、引きこもり、発達障害、インクルージョン、就職困難、ニート、英語教育、メデイアリテラシー、グローバル人材育成などいずれも将来的に日本社会をより発展させていくために問題解決し前進していく必要のある課題です 。カナダにももちろん社会問題もありますし、様々な取り組みが行われています。そういった取り組みをご紹介することで、今後の日本に役立つ情報をカナダからお伝えしたいと思います。

(写真提供:カナダBC州サレー市教育委員会)

子どもの個性を育てるカナダの公教育

カナダは、世界的にも住みやすい国として有名です。毎年、世界中から多くの方々が移民や避難民としてカナダに移り住んできます。カナダはモザイク文化といわれ、世界の文化の違いを尊重しながら、共存していきましょうという理念があります。産業としてもカナダは石油、天然資源、技術、観光、木材関係等さまざまな分野で、世界の諸外国と取引しています。そういった国際社会にも通用する人材育成に成功しているのがカナダの公立の教育システムです。

カナダではどの大学へ行ったかよりも、人間性を伸ばすこと、才能を伸ばすこと、自分を活かした仕事について自立することが一番大事だとされています。ほとんどの学生が自宅から近くの幼稚園、小学校、中学校、高校に通学し、そのまま社会に出る人の数も多いです。またカレッジ、大学、キャリア教育も地域社会に必要な人材を育成するという理念のもと、地域産業と連携を組んでとても質の高いプログラムを多数開講しています。浪人という概念はないですし、受験戦争でつぶれてしまう学生や、名門大学へ進学するために好きでもない教科を勉強するということはありません。
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