ひみつ基地

2014年8月号 vol.18

佐世保高1女子生徒殺害事件が映し出す日本の子ども支援の問題-親や学校に責任を押し付けても何も変わらない

2017年02月08日 17:10 by editorial_desk


2014年7月26日に長崎県佐世保市で、高校一年生の女子生徒が友人を殺害し、被害者の遺体を切断するという耳を疑うような大変に痛ましい事件が起こりました。この事件は、各メディアでも大きく報じられ、毎日のように加害者の女子生徒に関する新しい情報が伝えられています。この事件を聞いて、1997年に起こった神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)を思い出された方も多いのではないでしょうか?長崎市では、2003年7月に当時中学1年生だった男子生徒が幼児を連れ去り、殺害する事件が発生しています。また、翌年の2004年6月には、佐世保市では当時小学6年生であった女子児童が学校内で同級生をカッターナイフで切り付け、失血死させる事件も起きています。

長崎では、上記のような事件から命を大切にする教育に力を入れてきていました。「長崎っ子の心を見つめる教育週間」「いのちを見つめる強調月間」として、命の大切さや規範意識に関する授業を集中的に行う期間を設け、学校ごとに講話や授業参観、地域交流などを実施していました。長崎だけではなく、文部科学省でも「児童生徒が、生命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断などの規範意識等の道徳性を身に付けること」を目指し、道徳教育にも力を入れてきています。では、なぜ、子ども達のこのような痛ましい事件が繰り返されているのでしょうか?どうしたらこのような事件を未然に防ぐことができるのでしょうか?
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