ひみつ基地

2014年10月号 vol.20

なぜ、日本の教育は不幸せな子を生み出すのか?-日本とインドネシアの子どもの幸福度調査からわかったこと

2017年02月08日 16:26 by makoto_m


(インドネシアのgreen schoolの様子)

NPO法人cobonでは、これまで関西を中心とした多くの地域で小学生~高校生向けの教育活動を行ってきました。しかし、そのような活動をやればやるほど感じることは、果たしてこのままの教育アプローチで良いのかという疑問です。

例えば、ニートフリーター問題が多くなる。だから、幼少期からのキャリア教育が必要。携帯裏サイトや未成年の携帯ゲームなどでの課金が増えている。だから、ICT教育が必要。日本市場が少子高齢化しているため、大手製造系企業の顧客が、海外の市場に増えている。これからの社会を国内市場だけで生きる人にはなると納税できる人材が少ない。だから、グローバル人材教育が必要。つい最近のニュースだが、大阪府ではがん検診受診率が低いため、がん教育というものも来年度行うそうです。

教育はいつから、将来起きうるリスクを避けるためのものになったのでしょうか?

大人はなぜ子どもたちにそれらを良かれと思って教育の名のもとで提供しはじめたのでしょうか?

そこで、まったく文脈の違う海外、それもアジアに飛んでみようと思ったのは、まさにそのような教育をしている中で、弊社の経営環境も厳しくなった時でした。

(食育の一環で SD HIKMAH で屠殺した牛を生徒と一緒にさばいているところ)

インドネシアだからこそ生まれる新しいオルタナティブ教育のカタチ

2011年5月にインドネシアに飛び出して行きました。当時は円高が進んでいて1ドル80円の時代。インドネシアのルピアもその値段に対応しているため、現地の価格も安かったことを覚えています。(感覚的には2014年10月の約2/3)

私を受け入れてくれた Romy Chayadi は、当時 provisi education という教育団体の共同代表を行っていました。(現在はunltd Indonesiaのdirector) 彼はよく私に言ってくれた Indonesia has no good education しかし、私が彼に対して聞きたかったのは、インドネシアだからこそ生まれる新しいオルタナティブ教育のカタチ。

たとえば、その1つであるSekolah Alam Cikeas インドネシアでは、バリにあるgreen school がすべて竹でできていてその自然環境から様々なことを学べるとして有名ですが、類似の学校は他にもたくさんあります。Sekolah Alam Cikeasはその1つ。

代表は、言う。「大人や学校が変化をすることをこわがっている。だから、私たちは子どもたちから変えていきたい。もし、教室の中でたいくつを感じている子どもたちがいれば、どこへ行ってもよい。なぜなら、教室の外には彼らが学ぶものがいっぱいあるから。」youtube:Sekolah Alam Cikeas(cobon my project journey)

SD HIKMAH TELADANはイスラミックスクールであるものの、その新しいカリキュラムが有名です。ここではインクルーシブ教育も、学びあい教育も当然のように行われていました。そして、イスラム教のタブーでもある豚というキャラクターについて考えるような授業もあります。その授業の中では、教員から豚が英雄であるというストーリーをあえて紹介することで、生徒たちは豚はタブー=悪者であるという固定概念をはずすことが可能になります。また、それ以外のキャラクターが持つ役割を生徒1人ひとりが考えることで、意見や想像力を大切にするという話を聞かせてもらいました。ちなみに、ここの学校の教育コンサルタントの家に泊まらせてもらいましたが、マルチプルインテリジェンスやホリスティック教育などの本が当然のように並んでいました。
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