ひみつ基地

2014年10月号 vol.20

行く当てもなく街を彷徨う「難民高校生」の実態を学べる「夜の街歩きスタディーツアー」①

2017年02月08日 16:27 by editorial_desk

夜の街歩きスタディーツアー

本ウェブマガジン「ひみつ基地」2014年7月号に掲載された『家庭や学校に居場所を失くし、孤立する「難民高校生」-難民生活から売春・性的搾取や違法労働などの犯罪へ』の記事を受けて、女子高校生サポートセンターColaboが主催する「夜の街歩きスタディーツアー」に参加してみた。実際に街を歩きながら「難民高校生」の実態を学ぶことができるというこのツアー、果たしてどんな実態を目の当たりにすることになるのか。ツアーの様子を2回に渡ってお送りするシリーズ第1回目。ツアーに参加した本ウェブマガジン編集部・石井のレポートです。

普通の街中に危険な世界への入り口がある

女子高生という肩書きから卒業して早十数年…。当時の私は朝早くからお弁当を作り、空手部で朝練をし、授業を受けながら早弁をし、放課後は部活動。終わったら友達と行きつけのパン屋でおやつを食べながらおしゃべりして帰る…という平和で平凡な日常を送っていた。新宿に近かったため、部活がない日は新宿や渋谷に繰り出して友達とウィンドウショッピングをすることもあったが、毎晩家に帰って自分の布団ですやすやと眠っていた。

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9月のとある日曜日、新宿駅に集合。

「夜の街歩きスタディーツアー」の案内役は女子高校生サポートセンターColabo代表理事・仁藤さんと、キャリアカウンセラーの稲葉さん。

今回は私と同じ団体に所属するボランティアスタッフの20~30代の精鋭とともに参加したが、開催した中では一番若い年代だそう。今までの参加者は50代くらいの高校教諭など、教育現場に携わる人が多かったとのこと。若い世代にも目を向けてもらえることは貴重だという話だった。

お二人によると、夜の街には、少女たちを誘うスカウトたちが何人もいるという。参加者たちは私も含めてそんなにいるとはわからないどころか、この時点ではスカウトと客引きの区別もつかない。説明を聞きながら、歌舞伎町の方へ向かっていくが、向かう途中の道にもスカウトがおり、ちょうど女子高校生と思われる少女に声をかけていた。
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