ひみつ基地

2015年8月号 vol.30

すでに「チーム学校」を実現しているカナダの教育-教員が多様な経験を積み、各専門家が連携して支える

2015年09月10日 13:48 by miwa_csuka

近年、文部科学省の中央教育審議会の部会では、「チーム学校」が検討されるようになりました。(文部科学省:チーム学校関連資料)「チーム学校」とは、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーのような専門スタッフの増員や地域人材の活用を進め、国際的にも多忙な教員の負担を軽減し、学校の教育環境を整えようとしている取組みです。学校の職員全体に占める教員の割合は、アメリカで56%、イギリスで51%ですが、日本は82%となっており、非常にその割合が高くなっていることがわかります。他国では、教員以外に多くの専門スタッフが学校に入っていることがわかります。

今回は、第一回目に続き、カナダで留学支援と教育システムの研究・広報活動を行っている美和チュッカさん(Westcoast International Education Consulting)から「チーム学校」をすでに実現させ、教員養成にも力を入れているカナダの状況についてご紹介を頂きました。


(photo:Prepare for Canada

前回の記事で、カナダの教員育成から雇用についてお話させて頂きました。(ハードルも高いが質も高い!カナダの教員養成の仕組みとは?-幅広い知識と社会経験を重要視する採用育成)皆様どのように感じられましたでしょうか?

もちろんカナダと日本では、ニーズや社会システムも異なります。一概にどの方法がいいかお話することは難しいと思いますが、今回の記事を執筆させて頂くにあたり願っていることは、日本とカナダの教育者の皆様が情報交換をするきっかけになれたらということです。教育においてはどの国でも社会を理解し、どんな人材を育成する必要があるのか、どんな技術やスキルを持ったら雇用につながるかなど将来を見据えて取り組む事は大切です。教育者の皆様が海外の教育システムや諸先生方と交流される事は、国際的視野を持つ青少年育成に必ずつながると考えます。今回は実際に先生になってからのスキルアップについてお話します。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

一歩踏み込んだ次の「子どもの貧困対策」とは?-「対子どもだけ」から「対家庭」へ支援を広げて深める

2017年09月号 vol.55

事故でも病気でもない!若者の死因の第一位が「自殺」という国-子どもや若者を行き詰まらせないために必要なこと

2017年09月号 vol.55

広がらない学校教員の社会人採用・中途採用の現状-「学校」しか知らない先生ばかりで良いのか?

2017年08月号 vol.54

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2017年09月号 vol.55

今月も子どもや若者の支援に関する幅広い情報をご紹介します。各分野の実践家が...

2017年08月号 vol.54

今月も子どもや若者の支援に関する幅広い情報をご紹介します。各分野の実践家が...

2017年07月号 vol.53

今月も子どもや若者の支援に関する幅広い情報をご紹介します。各分野の実践家が...